万葉の花カレンダー(新年度)発行
『万葉の花カレンダー』新年度令和6年版(小川和紙¥1000・細川紙¥3000)順次発行開始しました。店頭やWEBでの販売となります。
「販 売」
▽埼玉伝統工芸会館ショップコーナー:現在改修中(2025.3月オープン)のため、一時的に小川町特産品販売所を利用ください。
▽小川町観光案内所・移住サポートセンター むすびめ:小川町駅ロータリー斜め左のショップ
▽東秩父和紙の里:10月末入荷済
▽メールやインスタDMからの直接購入依頼:購入数により送料などが若干異なります。詳細 → NPO通販
▽細川紙版は、ふるさと納税の対象品です。 → ふるさとチョイス案内ページ
▽ときがわ町:万葉カフェむらさき店頭(未入荷)
▽WEB購入:通販サイト:BASE(現在一時停止:再開予定あり)
〇和紙製:独特の色と風合いの和紙(小川和紙・細川紙)を使用。特に伝統の『細川紙』は素晴らしい感触です。計14ページ(表紙+12ヶ月+裏紙=A4サイズ)、季節の万葉植物の画像・万葉歌の読みと歌意・オリジナル解説から構成されています。麻ひもを通してノリ付けしたシンプルな構造の手作り品で、品の素材のほとんどは、地元から調達したものとなっています。
*NHK「おはよう日本(まちかど情報室)」・ NHK「ひるまえほっと」・NHK埼玉放送局FMラジオ「日刊さいたま~ず」・ 新聞各社、雑誌等でも紹介されました。
〇令和7年版の掲載内容:紫草と12カ月のラインナップ 表紙 1月:いちひ(イチイ) 2月:つばき(ツバキ) 3月:ねつこぐさ(オキナグサ) 4月:さくら(サクラ) 5月:くは(クワ) 6月:くれなゐ(ベニバナ) 7月:やますげ(ヤブラン) 8月:はちす(ハス) 9月:なでしこ(カワラナデシコ) 10月:はぎ(ハギ) 11月:まゆみ(マユミ) 12月やまたちばな(ヤブコウジ) 裏紙:表紙の花「紫草」の画像は極めて珍しい「万葉を象徴する花 紫草(むらさき)」で、最終ページに解説を掲載しています。なお、企業名や個人名を希望のレイアウトにて入れることも可能です。(応相談)
〇細川紙とは?:埼玉県の小川町と東秩父村に受け継がれている伝統的な手漉き和紙です。 この地区で「細川紙」として認定されるには1.原料は国産(楮)コウゾのみであること。2.伝統的な用具と用法、天然の「ねり剤」はトロロアオイを用い、薬剤漂白をしない等の要件を満たし、漉き人の手で一枚一枚漉いています。 その技術は2014年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。特に細川紙版は、店頭での販売部数が限られているため、WEBからの注文が確実です。
▽WEB購入 → 通販サイト:BASE
▽細川紙版は、ふるさと納税返礼品となっています。 → 購入サイト
〇カレンダーの内容を動画で見る:サンプル映像は令和2年版
〇参考記事:NHKテレビニュース放送のもの
【ニュース原文】埼玉県小川町で、特産の和紙を使った来年用のカレンダー作りが進められています。小川町は、1000年余り前から和紙の生産が続くといわれ、最高級の和紙「細川紙」の手すき技術が、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。こうした地元の伝統産業のよさを知ってもらおうと、地元のNPO法人が特産の和紙を使った来年用のカレンダーを作っています。カレンダーは縦30センチ、横20センチほどの大きさで、鎌倉時代にまとめられた万葉集の解読書に地元の和紙が使われたと言われていることにちなんで、万葉集で詠まれている和歌と、そこに登場する梅の花などの写真が、毎月1つずつ紹介されています。メンバーたちは、和紙を揃えてひもを取りつけ、手作りのカレンダーを仕上げていました。…
〇参考記事:細川紙版の紹介~細川紙の魅力とは…
地元細川和紙の手漉き技術が「ユネスコ無形文化遺産」」に登録されました!ユネスコ登録記念限定品『細川紙版』は、独特の色と感触、香りも楽しめる作品となっています。ユネスコ無形文化遺産 日本の手漉き和紙技術 細川紙は、埼玉県の小川町と東秩父村に受け継がれている伝統的な手漉き和紙です。その技術は、昭和53年(1978)に国の重要無形文化財に指定を受け、平成26年(2014)には、ユネスコ(UNESCO)無形文化遺産の保護に関する条約に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に『和紙:日本の手漉き和紙技術』として記載されました。 この地域の手漉き和紙技術の歴史は古く、宝亀5年(774)の正倉院文書に「武蔵紙」の記録にまで遡ります。宝亀の時代といえば、奈良時代の末期で空海(弘法大師)が誕生し、世界史においてはヨーロッパでカール大帝が活躍していた頃です。江戸時代になって、紀州(現在の和歌山県)細川村の『細川奉書』の技術が伝えられ、それまで継続されてきた小川・東秩父地域の紙漉きの伝統と結びつくことになりました。その後、江戸の経済発展とともに、細川紙の需要が拡大し、和本用紙、着物を包むたとう紙、型紙などに用いられてきました。 この地区で漉かれる和紙のうち「細川紙」として認定されるには、①原料は国産の楮(コウゾ)のみであること ②伝統的な用具と用法(叩解機を使い、天然の「ねり剤」はトロロアオイを用い、薬剤漂白をしないなど)による必要があります。これらの厳しい要件を満たし、漉き人の手で一枚一枚漉かれる細川紙は、強靱で独特の色合いや手触り感があります。現在は、古文書修復用紙、証書や賞状などに広く使用されています。 平成26年(2014)の、ユネスコ(UNESCO)無形文化遺産の登録は、あらためて地域の歴史や伝統への関心を高める機会となりました。『万葉の花カレンダー(左画像)』は、地域の方々の手作りによる作品で、花の画像はすべて地元で撮影し、解説文もオリジナルです。古いにしえの人々を偲び、自然豊かなこの地に花を愛する仲間が集い手作りしたものです。伝統ある細川紙を使うことで、多くの人にその魅力を知って頂き、伝統文化の継承に貢献できることを願っております。
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